椎間板ヘルニアについての【基礎知識から運動方法】までを徹底解説!

 

ブログへの訪問ありがとうございます。

 

今回は「腰椎椎間板ヘルニア」についてです。ヘルニアにより「腰が痛くて辛い思いをしている方」もいらっしゃるかと思います。

 

そこで、腰椎椎間板ヘルニアの概要や判断基準、原因や症状、運動方法などについて医学的観点も踏まえて書いていきます。

 

ちょっと長いですが、少しでも参考になればと思います。

腰椎椎間板ヘルニアとは?

そもそもヘルニアとはなにか?

引用:いしゃまち|症状の悩みを解決するお手伝い

 

背骨には、1つ1つの骨の間にある椎間板という背骨への衝撃を吸収するクッションの役割をするものがあります。その椎間板の中にある髄核が後ろに飛び出すことをヘルニアと言います。

 

髄核が後ろに飛び出すことで、腰~足の痛みや痺れなどがみられます。

好発年齢

人口の約1%が罹患し、手術患者は人口10万人あたり46.3人となっています。

 

男女比は2~3:1で男性に多く、20~40歳で好発しています。

 

高齢になるほど発生リスクが下がるのも特徴です。

発症要因

発症要因として

  • 長時間の車の運転(タクシーやトラック運転手)
  • 中腰姿勢での作業を要する人(介護福祉士など)
  • 不良姿勢でのデスクワーク(事務作業系など)
  • 喫煙の習慣がある人
  • 遺伝

以上の要因が椎間板ヘルニアに関係すると言われています。

 

しかしここで大事なことは、上記の要因がある人が全員ヘルニアになるとは限りません。

 

この後に紹介します姿勢や運動を行うことで予防することができます。

椎間板ヘルニアの原因とは?

椎間板ヘルニアの原因は背骨の前弯(腰骨の前弯)が消失しているからです。

 

猫背になったり、背中を丸めた姿勢をとることで、椎間板の内圧が高まり髄核が後ろに飛び出してしまいます。

 

以上をふまえ、解決策としては

背骨の前弯(腰骨の前弯)を維持する=腰を丸めない姿勢を維持

することです。

椎間板ヘルニアの診断基準について

日本整形外科学会診療ガイドラインによると

  1. 腰・下肢痛を有する(主に片側ないしは片側優位)
  2. 安静時にも症状を有する
  3. SLRテストは70°以下陽性(ただし高齢者では絶対ではない)
  4. MRIなど画像所見で椎間板の突出がみられ、脊柱管狭窄所見を合併していない
  5. 症状と画像所見が一致する

引用:腰椎椎間板ヘルニアガイドライン策定委員会による診断基準 2005年

 

基本的には、病院に行って上記診断もふまえて、MRIによる画像診断+神経学的検査によって診断されることがほとんどです。

ヘルニアだから痛いといった誤解

 

どういうこと?

と思われたかもしれません。

 

病院を受診して「ヘルニアが飛び出しているから痛みがあるんですよ」と説明を受けたことがある方も多いかと思います。

 

しかし

 

健常者においても椎間板ヘルニアを認めるケースはとても多く、無痛性椎間板ヘルニアがきわめて一般的な所見であることが明らかになっています。

 

40歳代では、37%に明らかな椎間板ヘルニア、53%に線維輪断裂を認め、同様に症状を伴わない脊髄への変形も29%で認められたと報告されています。

 

以上のように、椎間板ヘルニアが必ずしも腰痛の原因になるとは限らないということも頭の片隅に入れておいてください。

 

*だからといって自己判断せず、病院の先生の診察を受けましょう。

椎間板ヘルニアの症状

椎間板ヘルニアの症状としては、「痛み」「痺れ」

 

主なものとしては腰から足にかけての症状です。

  • お尻、太もも、足にかけての痛み
  • 太もも、足にかけての痺れ
  • 足の感覚が悪くなる
  • 足の筋力低下

といったものがあります。

 

椎間板ヘルニアの好発部位については

腰の4番と5番、5番と仙骨(腰骨の下)の1番に多いといわれ、全体のおよそ95%を占めています。

手術の適応について

  • 神経障害が進み下肢などに麻痺が出現した場合
  • 3ヶ月以上保存治療の効果がなく、強い腰痛や下肢痛が持続する場合
  • 間欠性跛行などの歩行障害が進んできた場合
  • 膀胱直腸障害が出現した場合

 

*基本的には保存療法が第1選択になることが多いようです。

運動療法

ヘルニアの原因でも書きましたとおり、背骨の前弯(腰骨の前弯)=腰を丸めない姿勢を維持することが大事です。

 

そのためのトレーニング方法(四つ這いと座った状態)を紹介していきます。

 

四つ這いについては前回の記事を参照ください↓

体を反ったら痛い人必見!簡単に痛み+猫背姿勢を改善する方法

2018.01.27

 

 

座った状態のトレーニングとしては、2wayストレッチという方法を紹介します。

 

開始肢位として、おへそを軽くへこませます(お腹に軽く力を入れる)。

そして、下図のように

①顎を軽く引きながら、後頭部から出た糸が天井へ引っ張られるイメージをもちます。

②坐骨(お尻に手を入れて当たる左右の硬い骨)で床を押すように意識します。

*トレーニング中は肩の力を抜きましょう。

③上記の姿勢を5秒程度キープします(呼吸を止めないで下さい)。

④キープした後はゆっくりと元の姿勢(開始肢位)に戻ります。

この運動を5~10回程度×1~3セット行います。

*痛みと無理のない範囲で続けて下さい。

画像:BRIDGEより  http://fjbridge.xyz

BRIDGE PLUSホームページ  https://bridgeaichi.jimbo.com/

まとめ

  • ヘルニアは、20~40歳の男性に多い(あくまでも参考程度に)。
  • 椎間板ヘルニアの好発部位は、腰の4番と5番、5番と仙骨(腰骨の下)が1番多いといわれ、全体のおよそ95%を占めている。
  • 背骨の前弯(腰骨の前弯)=腰を丸めない姿勢を維持することが大事!

 

痛みや痺れが強い場合は、自己判断せず病院の先生の診察を受けるようにして下さい。

参考にさせていただきました↓

よくわかる腰痛症の原因と治し方

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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ABOUTこの記事をかいた人

大川雅史

当ブログへお越しいただきありがとうございます。総合病院勤務の理学療法士。「健康で元気な生活をサポートする」がモットー。一般の方、セラピスト向けに理学療法士としての知識を中心にアウトプットしていきます。